近年増えつつある新しい葬儀の方法

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2018年03月25日

現代の日本のお葬式の多くは仏教式ですが、ほかにキリスト教式・神道式などもおこなわれています。これらに当てはまらないような、特定の宗教にとらわれず宗教儀式をおこなわない「無宗教葬」・「自由葬」と呼ばれる葬儀も時代の変化にともなって増えてきています。

特定の宗教を持っておらずこだわりがない人や一般的な「お葬式」イメージと違った雰囲気にしたいと考える場合、また故人らしさを表現したお別れをしたいときなどに選ばれている新しいスタイルです。このような無宗教葬や自由葬では、会場も宗教色を感じられない雰囲気になっており、故人の趣味に使っていた遺品を会場内や祭壇に飾ったり、写真パネルを展示したりすることもあります。

例えば旅行が趣味だった人なら、故人が生前撮った旅行写真や風景写真をパネルにして展示したり、食べることが好きだった人なら、好きだったお菓子などを祭壇や会場内に飾り、故人をしのびながら参列者でいただけるようにしたりするなど、オリジナリティあるユニークな方法でお別れの式をおこなうことができるでしょう。

そのほかにも音楽葬とも呼ばれる新しい方法の葬儀では、僧侶が読経するシーンで個人が好きだった曲を流したり、楽器の生演奏をしてもらうこともあります。故人の趣味や経歴などを音楽とともにビデオ映像で紹介したりすることもあり、音楽が好きだった人に選ばれることの多い葬儀です。

どのようなものでも故人が生前希望していたなら遺族はできるだけ叶えてあげたいと思うものですが、前例の少ない新しい方法のため反対されるケースも少なくないようです。生前から家族と話し合っておくのがよいでしょう。

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